PARIS香水大博物館

筆者が今春に訪れたパリの香水大博物館(2016年12月オープン)についてご紹介します。

LE GRAND MUSÉE DU PARFUM  PARIS香水大博物館

 19世紀、ロードレール男爵が住んでいたロードレール邸 

かつては、ファッションブランド クリスチャン・ラクロワのメゾン跡地

(73 rue du faubourg Saint-Honoré 75008 Paris)にオープン。

エコールドパルファン学長

森田 洋子

19世紀のロードレール邸「歴史ある建物」

 

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地下1階、地上3階、1400uという広さ。改装を担当したのは、建築家レザ・アザール氏17世紀に建てられた館の特性を活かし、庭からの陽光を上手く取り入れた各フロアー、ゆったりした階段、地下のカーヴの雰囲気は素晴らしく、来場者を包み込むような、今までにないスタイル。

 

個性的かつ革新的ともいえる空間を作り出している。


 

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香水大博物館は、香りにアプローチしてゆくように、

1.香水の歴史(地下1階)

2.化学と嗅覚(2階)

3.調香師のアート(3階)

 

と、3つのテーマに分かれている。

香水の歴史(地下1階)

香水の誕生から、香水の製造の到来までを展示。

 

5_香水大博物館.JPGソロモンとシバの女王など、歴史上の香りと 愛にまつわるエピソードが、数々 暗闇の中、色鮮やかに展示されている。

 

 

 

 

 

6_香水大博物館.JPG古代エジプトまで遡り、世界初の調香師 神官による人類初めての香水(練香)「Kyphi」や、

ハンガリーの「Eau de la Reine de Hongrie」ペストが流行した際、感染免れたというビネガー、など当時の香りを実際に体験できる。




7_香水大博物館.JPG17世紀に登場した香水売りの彫像。

 

 

 

 

 

 

香水のボトルコレクション。

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1830年以降、飛躍的に発展した 香水の歴史その栄華をポスター映像などで見せながら時代背景を紹介。来館者を古き良き時代にタイムスリップさせます。

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アルデヒドC-11などの合成香料の発明、20世紀、何軒もの香水ブランドが新商品を発表。

その発展史を見ることができる。

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化学と嗅覚 : 感覚の世界

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「香りの庭」と題された展示室。植物の様な茎、花をかたどった白いオブジェと庭園を歩くイメージでできている。


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花のオブジェ ディフューザーに顔を近づけると、発光して、図柄が現れ、同時にその香りが中心部から漂ってくる。


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香りの化学を実体験しながら、嗅覚の不思議に迫ります。 

他に、香りのシャワールームや、香り当てのテストなど、来館者を楽しませるようにもなっている。

調香師のアートの世界

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雫フォルムの金属ボールには、ひとつ ひとつの調香素材、ボールを回し 香りを嗅ぎ

耳をあてると 香料名、歴史、エピソードが語られる。

最先端の技術と 香りの融合が 来館者を驚かせる。

 

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上の球体の香りを それぞれ嗅ぐことができる。

中央には、バラから抽出された本物の香料、5つの花弁には、調香師が表現した さわやかなバラ、甘美なバラ といったローズ5種。この装置で調香師のクリエイティビティーを表現している。


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ラボでの実際の調香シーン オルガンでのラボでの仕事を光と音で見せるインスタレーションなど

解説を交え、映像で見せてゆく。

1階は香水の展示

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年間400種もの新商品と言われるParisならではの自分好みの香水を探す為に広いフロアーに用意されたブランド別 香水の数々が見事です。


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香水に関する書籍が充実 

日本では入手困難な専門書や子供向けの 香りの絵本など 欲しい本ばかり。